原価の内訳について
原価計算に関する勉強、今回は原価の内訳について備忘を残す。
簡単に学んだことをまとめたので、下記に記す。
なお、今回も参考にさせていただいた書籍・サイトの情報は最後に記しておく。
今回はカレーを作る(料理として提供する)場合を例にとって書いた。
まず、原価とは直接費と間接費で構成される。
直接費とは製造に関わる(例えば製造部門が使う)費用で、
間接費とは製造に関わらない(例えば経理)が使う費用である。
ここが重要で、要は単純な費目だけでは直接費か間接費か分からない、ということだ。
例えば水道光熱費も、製造で使用すれば直接費、経理が使用すれば間接費となる。
正確にどの部門がどれだけ使ったのか特定するのは難しいので、
実際には、例えば電気代であれば、部署の使用する部屋の面積比で直接費/間接費に割り振ったりするようだ(この割り振りを按分と呼ぶ)。
さて、直接費・間接費のほかに、材料費・経費・労務費に分けられるらしい。
ここは比較的分かりやすそうなので、やはり判断が難しいのは、例えば材料費が
直接材料費なのか間接材料費なのか、という部分であろう。
このあたりの判断は、もっと具体例に触れつつ学ぶ必要がある。
(この”具体例”に、原価計算の勉強をしている中で中々出会えないのが悩みである)
話は変わるが、もう一点面白い話として、研究費も一部原価に参入できるらしい。
製品化に直接関わらない基礎研究や応用研究は無理だが、
量産化のための研究は原価に参入できるようだ。
この場合、上記6種類のどこに入るのか...おそらく間接経費ではないかと思うが、ここは要調査である。
このあたりのルールは企業の規模や監査法人とのかかわり方によっても変わるらしいので、
個別事例に沿って知っていく必要があろう。
今回の備忘はここまでである。
<参考>
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*5:
https://hyodo-ao.net/blog_hyodo/blog_hyodo_3/accounting-treatment.html