さばえもんの徒然草

つれづれなるままに、日暮らしPCに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書いていきます

原価計算の目的

私は今、業務上原価計算について学ぶ必要に迫られている。
そのために日商簿記3級もとったが、どうやら"原価計算"をマスターするためには
日商簿記2級でも足りず、日商簿記1級まで取得する(正確には知識を身に着ける)必要があるらしい。

簡単にネットで検索してみると、各級の勉強時間は下記が目安らしい*1。

簿記3級:100時間
簿記2級:300時間
簿記1級:600時間

体感でいうと、私が3級取得にかけた勉強時間はおおまかに外れていないので、
1級までの取得にはあと9倍の時間がかかる...
とてもではないが今年の目標に掲げるわけにはいかないので、
今年は2級+原価計算の勉強を行おうと思う。
1級は...仕事の関係でそこまでやらない可能性は大いにあるが、ひとまずは来年以降としておく。

ちなみに簿記2級の勉強については別途書くとして、原価計算は以下の本*2を基に、
+ネットで調べつつ進め、その備忘をここに記事にしていこうと考えている。
正直今年に入っての2週間で進んだ量は芳しくないが、あせらずやっていこうと思う。
当面のところは、上記の本を年度内に読み切り、その後理解を深めていきたい。

さて、前置きが長くなったがまずは原価計算とは何のために行うのか、学んだことを記したい。

本日学んだところによると、原価計算の目的は下記らしい。

 

原価計算の目的

 

結局のところ原価計算は、
財務会計(社外に発表するためのP/LやB/Sを作成する)目的と、
管理会計(社外で使用する、予算編成や様々な管理)を目的として行われる。

財務会計目的、の部分は簿記3級をとっている方ならイメージしやすいかと思う
原価計算は3級の範囲ではないが)。
特に工業簿記では、P/LやB/Sの作成のための売上原価の正確な計算が必要だからだ。

管理会計目的、の方がイメージしづらいかと思うが、
これはどうやら社内で用いるためのもので、決まったルールなどはないらしい。
そもそも"原価"には”標準原価”や”実際原価”等々、いくつか種類がある。
"標準原価"とは製造時に目標とする原価で、"実際原価"は実際作ってみたらいくらだったか、という値である。
例えばこの2つを見比べてみて、実際原価>標準原価であれば製造方法が悪いのではないかといった調査・対応を行い、実際原価<標準原価であれば製造部の方々はよく頑張った、と製造部のボーナスを増やすのである。

上記の対応はほんの一例だが、こんな感じで社内の管理・改善等に用いるのが
管理会計目的、と呼ばれる部分である。
まずはこれらの目的を意識して、今後の学習に励んでいきたい。

<参考>
*1:

www.tac-school.co.jp*2:

https://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E4%BE%A1%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%8B%9D%E6%9C%AC%E5%AE%97%E7%94%B7/dp/4502394211